本ページはプロモーションが含まれています
知識の宝庫

【保存版】Excelで割り算後の小数点以下を切り捨てる方法|ROUNDDOWN・TRUNC・INTの違いを徹底解説!

【保存版】Excelで割り算後の小数点以下を切り捨てる方法|ROUNDDOWN・TRUNC・INTの違いを徹底解説!
スポンサーリンク
目次
  1. はじめに:Excelの小数点処理に悩んでいませんか?
  2. 小数点を切り捨てる関数3選
  3. =C4/12 の場合に使うべき関数は?
  4. 各関数の動作比較表(負の数の注意点)
  5. 関数選びで失敗しないためのポイント
  6. おわりに:覚えておくべきおすすめ式

はじめに:Excelの小数点処理に悩んでいませんか?

「Excelで計算すると小数が出てくる…でも、整数だけ欲しいんだけど!」そんな場面、誰でも一度は経験あると思います。

たとえば、家賃の年額を月額に換算したいとき、

=C4/12

のように割り算をすることがありますよね。ですが、この結果が “2.083333…” のように小数になってしまい、見た目も悪いし、資料としても微妙…。

そんなときに使えるのが、小数点以下をバッサリ切り捨てる関数たちです。

今回は、初心者でも迷わないように、それぞれの関数の違いと使い分けを丁寧に紹介していきます!


小数点を切り捨てる関数3選

Excelには、目的に応じて使える「小数点以下切り捨て系」関数がいくつかあります。その代表格がこちらの3つ:

① ROUNDDOWN関数

=ROUNDDOWN(数値, 桁数)

これは、指定した桁数以下を切り捨てるという万能選手。桁数に「0」を指定すれば、整数に切り捨てることができます。

=ROUNDDOWN(C4/12, 0)

→ このようにすれば、計算結果の小数点以下を全てカット!「とりあえず切り捨てたい」という場合にはこれ一択。

② TRUNC関数

=TRUNC(数値, 桁数)

実はROUNDDOWNと似ていますが、TRUNCは負の数の処理が優しい

  • ROUNDDOWN:負の数も問答無用で下へ切り捨てる
  • TRUNC:負の数は”0″に近づける方向で切り捨てる

この違いがあるので、正負混在のデータ処理ではTRUNCの方が使いやすいです。

③ INT関数

=INT(数値)

シンプルに「整数部分だけ取り出す」関数。書き方もカンタンなので、使っている人も多いです。ただし!

INT関数の最大の落とし穴は、負の数で”思ったより小さくなる”こと。

たとえば =INT(-2.08)-3 になります。これは意図しない計算ミスの原因になりがちです。


=C4/12 の場合に使うべき関数は?

スポンサーリンク

ここで本題。「C4の値を12で割った結果を整数で出したい」とします。

一番のおすすめはやっぱり:

=ROUNDDOWN(C4/12, 0)

次点で、負の値も含むなら:

=TRUNC(C4/12, 0)

どうしても関数を簡略化したい人は =INT(C4/12) も使えますが、前述の通り「負の数があるとミスる」ので注意してください。

たとえば、

C4計算結果(C4/12)INTでの結果
252.082
-25-2.08-3(←落とし穴)

各関数の動作比較表(負の数の注意点)

C4の値C4/12ROUNDDOWNTRUNCINT
252.08222
-25-2.08-2-2-3 ←NG

このように、ROUNDDOWNとTRUNCは、ほぼ同じ挙動ですが、INTはちょっとクセがあります。


関数選びで失敗しないためのポイント

小数点の切り捨てでやってはいけないのが、「なんとなくINTを使ってる」こと。

関数選びのコツとしては:

  • ROUNDDOWN:迷ったらこれ。正負問わず安定。
  • TRUNC:特に負の数を含むときはこちらがベター。
  • INT:正の数だけならアリ。ただし負の数には気をつけて!

また、見た目だけ切りたいなら「表示形式」で小数点以下の桁数をゼロにする方法もあります。ただしこれだと「実際の値は残っている」ので、計算には注意。

おわりに:覚えておくべきおすすめ式

この記事で紹介した関数のなかでも、実務で最もよく使うのは以下の2つです:

=ROUNDDOWN(C4/12, 0)
=TRUNC(C4/12, 0)

割り算後に「小数点以下を消したい」だけなら、ROUNDDOWNが一番使いやすくて、覚えておくとかなり便利。

地味に見えるこの小数処理、実はデータ分析や資料作成での信頼性を左右する重要なポイントです。

ぜひ今回の内容を参考に、自分のExcel関数スキルをアップデートしていきましょう!

スポンサーリンク