【完全ガイド】ベンチマークとは？初心者向けにわかりやすく解説！

PCの性能を評価する際に「ベンチマーク」という言葉をよく耳にします。しかし、

「ベンチマークってそもそも何？」
「どんな種類があるの？」
「どのベンチマークソフトを使えばいいの？」

こうした疑問を持つ方も多いのではないでしょうか？

本記事では、ベンチマークの基本から、種類、実施方法、おすすめツール まで、初心者の方にもわかりやすく解説します！

1. ベンチマークとは？
1. ベンチマークの定義
2. ベンチマークの目的
2. ベンチマークの種類
3. ベンチマークの実施方法と注意点
4. まとめ：ベンチマークを活用してPCの実力をチェックしよう！

1. ベンチマークとは？

ベンチマークの定義

「ベンチマーク（Benchmark）」とは、コンピューターやそのパーツの性能を数値化して評価する指標やテストのこと です。

例えば、同じCPUやGPUを搭載したPCでも、冷却性能や設定によって性能に差が出ることがあります。ベンチマークテストを行うことで、その違いを明確に比較できます。

ベンチマークの目的

✅ PCパーツの性能比較 → CPUやGPUの処理能力を客観的に評価
✅ 新しいPCやパーツの購入基準にする → どの製品を選べばいいか判断しやすくなる
✅ オーバークロック（OC）の効果測定 → CPUやGPUのクロックアップ後の安定性を確認
✅ PCのトラブルシューティング → 動作が遅い原因がどこにあるのか特定できる
✅ 冷却性能の確認 → 高負荷時の温度やサーマルスロットリングの影響を測定

2. ベンチマークの種類

ベンチマークは、測定対象によっていくつかの種類に分かれます。

① CPUベンチマーク（例：Cinebench, Geekbench）

CPUのシングルコア・マルチコア性能を測定します。

用途:

動画編集や3Dレンダリングの速度を知りたい
ゲーミングPCの処理能力を確認したい
シングルコア vs マルチコアの比較をしたい

おすすめツール:

Cinebench（リアルな3Dレンダリングテスト）
Geekbench（一般的な計算処理を含む総合評価）

② GPUベンチマーク（例：3DMark, Unigine Heaven）

GPU（グラフィックスカード）の処理性能を測定します。

用途:

ゲームのフレームレート（FPS）を予測したい
映像編集や3Dモデリングの処理能力を確認したい
オーバークロック後の安定性を検証したい

おすすめツール:

3DMark（Fire Strike, Time Spy などのテストが可能）
Unigine Heaven / Superposition（高負荷なグラフィックレンダリングテスト）

③ ストレージベンチマーク（例：CrystalDiskMark, AS SSD Benchmark）

SSDやHDDのデータの読み書き速度を測定します。

用途:

SSDの性能を確認し、PCの動作が遅い原因を特定
NVMe SSD と SATA SSD の速度差を比較
外付けHDDやUSBメモリの速度を測定

おすすめツール:

CrystalDiskMark（簡単に読み書き速度を測定可能）
AS SSD Benchmark（SSD専用の詳細なベンチマーク）

④ 総合ベンチマーク（例：PCMark, PassMark）

PC全体のパフォーマンスを測定し、総合的なスコアを算出します。

用途:

ビジネス用途や一般作業での快適度をチェック
ゲーミングPCの総合的な性能を評価
複数のPCを比較し、用途に応じた最適な選択をする

おすすめツール:

PCMark 10（オフィス作業・写真編集・Webブラウジングの性能評価）
PassMark PerformanceTest（CPU, GPU, メモリ, SSD すべてのスコアを算出）

3. ベンチマークの実施方法と注意点

① ベンチマークを実施する前の準備

✅ バックグラウンドのアプリを終了する（測定結果の精度を向上）
✅ 電源設定を「高パフォーマンス」にする（CPUの動作を最大限発揮）
✅ PCの温度を確認する（冷却が不十分だと本来の性能が出ない）
✅ 最新版のドライバーをインストール（特にGPUドライバーは最新にする）