現地の発音ではドゥクパ・キンレーに近かったように思いますので、このメモの中ではドゥクパ・キンレーを使いたいとと思います。
チミラカンは行くと、よくお寺の中に猫がいます。
ドゥクパ・キンレーが実際に使っていた弓もありますので実際に触りました。
この寺院には、ドゥクパ・キンレーが降伏した女性のスピリットが埋められている場所もあります。
駐車場の近くにはカフェもあります。
「チミ・ラカン」寺院の場所
「チミ・ラカン」寺院の魅力と歴史
「チミ・ラカン」とは、ブータンのプナカ地区にある仏教の寺院で、一風変わった歴史や面白い伝説があります。その魅力や歴史をご紹介しましょう!
1. 由来と歴史
「チミ・ラカン」は、1499年に第14代ドゥルクパ・ヒエラルク、ナワン・チョギェル(Drukpa hierarch, Ngawang Choegyel)によって建てられました。この寺院は、ブータンの「神聖な狂人」として知られるドゥルクパ・クンレー(1455年-1529年)によって祝福された場所に建てられました。クンレーは、その異端的な教え方で知られ、歌やユーモア、奇抜な行動を通じて仏教を教えました。彼は「神聖な狂人」としても知られ、その教えは奇妙でショッキング、そして性的な意味合いを持っていました。彼はまた、家の屋根の四隅に飛び出た木製の男性器のシンボルを描いたり、彫刻したりすることを提唱した聖人でもありました。この寺院には、クンレーがチベットから持ち帰った元の木製の男性器のシンボルが保管されています。この男性器のシンボルは銀のハンドルで飾られており、特に子供を授かりたい女性に祝福を与えるために使用されています。寺院では巡礼をする人々の頭を10インチ(25 cm)の木製の男性器で叩く伝統があります。伝統的に、ブータンでは立ち上がった男性器のシンボルは邪眼や悪口を払うために使用されてきました。
2. 場所と構造
「チミ・ラカン」は、プナカから約10キロメートルの場所に位置しており、村の名前はソプソカ(Sopsokha)です。この村から20分ほどの散策で、芥子や米の畑を抜けて丘の上に到着します。道沿いには祈りの旗が立ち並び、村の家々には男性器の絵が描かれています。寺院が存在する丘は、その丸い形状からクンレーが「女性の胸」と呼んだ場所です。
3. 寺院の構造と伝統
「チミ・ラカン」は、金色の屋根を持つ控えめなサイズの寺院です。祈りの車輪が一列に並び、外壁には聖人の像が刻まれたスレートが埋め込まれています。寺院の入り口付近には、クンレーが悪霊を鎮めた場所を示す小さなチョルテンがあります。寺院内の祈りの間には、タントラの道具、タンカ、ベル、ドラム、角笛、金剛杵があります。クンレーの像は、袈裟を着た姿で中央に置かれており、その側には彼の犬サチの陶磁器の像もあります。シャブドゥン、釈迦牟尼仏、観音菩薩の像も寺院で祀られています。子供を授かる祝福を求めて寺院を訪れる女性は、司祭に10インチ(25 cm)の象牙、木、骨でできた男性器で頭を叩かれます。また、子供の名前を知るために巡礼を行います。これは、祭壇に置かれた男の子と女の子の名前が書かれた竹の札を選ぶことで行われます。祭壇の小さなチョルテンもクンレー自身によって作られたと言われています。寺院の壁には、狂った聖人のカラフルな人生を描いたフレスコ画もあります。
まとめ
「チミ・ラカン」寺院は、そのユニークな歴史と面白い伝説で知られています。ドゥルクパ・クンレーのような異端的な聖人が、教えを歌やユーモア、奇抜な行動を通じて伝えたことが感じられます。寺院の美しい場所と特別な伝統、そして独自の象徴や彫刻が、訪れる人々に深い印象を与えることでしょう。みんなで「チミ・ラカン」の魅力を探求して、ブータンの歴史や文化を学ぶ素敵な冒険に出かけてみませんか?
参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Chimi_Lhakhang